肩の痛み

肩の痛みを引き起こす主な疾患

肩関節周囲炎(四十肩・五十肩)

肩関節周囲炎(いわゆる四十肩・五十肩)は、肩関節の周囲に炎症が起こり、痛みと動かしにくさが出る病気です。腕を上げる、後ろに回すなどの動作で痛みが強く、夜間痛で眠りにくいこともあります。診断は診察が中心で、骨の異常がないかレントゲンで確認し、必要に応じてMRIを行います。治療は痛み止めや注射、リハビリで関節の動きを保つことが重要です。多くは時間とともに改善しますが、回復まで数か月〜1年程度かかることがあります。

腱板断裂

腱板断裂は、肩を動かす筋肉の腱(腱板)が切れる状態で、加齢や外傷が原因で起こります。腕を上げるときの痛みや力の入りにくさ、夜間痛がみられます。診断は診察に加え、エコーやMRIで断裂の有無や大きさを確認します。治療は痛み止めやリハビリなどの保存療法が基本ですが、症状が強い場合や日常生活に支障がある場合は手術を検討します。小さな断裂は改善することもありますが、放置すると拡大することがあるため早めの受診が大切です。

石灰沈着性腱板炎

石灰沈着性腱板炎は、肩の腱にカルシウム(石灰)がたまり炎症を起こす病気です。突然の強い肩の痛みで腕が上がらなくなることがあり、夜間痛もよくみられます。診断は診察に加え、レントゲンやエコーで石灰の有無を確認します。治療は安静、痛み止め、注射が中心で、必要に応じて石灰を吸引する処置やリハビリを行います。多くは時間とともに改善し予後は良好ですが、痛みが強い時期は無理せず安静にすることが大切です。